CDと一緒に練習しない(1)

CDと一緒に練習しない(1)

二胡上達のヒント

二胡上達のヒント
CDと一緒に練習しない(1)

日頃の練習はどのような方法でしていますか。

模範演奏CDを流しながら、
それと一緒に弾いている方も多いのではないかと想像します。

しかし、わたしは、それはやめた方がいいと考えます。


その理由のひとつは、CDからの音を同時に聴くことにより、
「自分が弾けているような気がしてしまう」
ためです。

練習するときに、自分の出した音をよく聴くように、ということはよく言うのですが、
CDと一緒に弾くと、相対的に自分の音が聴ける度合いが下がるため、
音程、リズム、の間違いに気づけない、ということが起こります。

また、譜割があいまいな箇所も、なんとなく弾けているような気になることも多いです。


練習のときに、いちばんいいと思うのは、メトロノーム練習だと思います。

自分の音がしっかりと聴こえて、
音程やリズムがしっかりと確認できます。

譜割をしっかりと意識しないと弾けないので、
その理解が足りていないところを、確実にすることができます。

あやしい箇所を何度もリピートできることもよいです。
CDだと、あやしくても、そのままやり過ごすことになりかねないですが、

メトロノームだと、同じところを何度もグルグルと、
納得できるまで練習できますから。

何度もグルグルやる練習は、
クセになるほど気持ちよくなってきますよ。


一方、CDと一緒に練習した方がいいフェーズも存在します。

曲全体の理解を深めるとき、
曲の世界観を確認するとき、

などは、CDと一緒に練習するといいと思います。

使い分けるといいですね。

しかし、練習の大部分は、メトロノームに充てるのがいいと思います。

(2)に続く。。。