二胡について
中国の民族楽器。東洋のヴァイオリンとも称されることがあります。
スチールの弦が2本。
馬のしっぽでできた弓で、弦をこすることにより発音する、擦弦楽器のひとつです。
共鳴胴には、ニシキヘビの革が張られており、二胡の独特の響きに寄与しています。
女性の声にもっとも近い楽器と言われ、独特の響きをもつ楽器です。
特に、曲のクライマックス等で用いる、圧力系ビブラートが、
女性の泣く声になぞらえて、「泣きのビブラート」などと言われることがあり、二胡の音の特長となっています。
ギターのようなフレット(棹に突起があり、弦の出す音程を決めるための目安になっている機構)がなく、
音程を取ることがきわめて困難である一方、
幅広い音楽の表現が可能になっています。
胡弓と呼ばれることもありますが、これは正確には誤りです。
胡弓は、日本の楽器で、弦が3本あり、まったく別の楽器です。
二胡のことを中国胡弓と呼ぶ場合もありますが、単に胡弓と言うと、日本の胡弓をさします。
二胡教室は、楽器の経験のない方も多く在籍していらっしゃいます。
楽譜は、二胡では「数字譜」を使うことが一般的で、山中も数字譜を採用しています。
楽器経験がないことや、楽譜が読めない、という心配もありません。
ゼロから丁寧に指導いたします。
もちろん、音楽経験者の方も、二胡を通じて、音楽の幅を広げていくことが可能ですので、
その人に合った指導方法で対応させていただきます。