昔、毎日、何回も弦を交換していろいろ実験してた時期があって、
いや、交換して外した弦をまた戻したりするので、
もったいないことはないです。
ただ、ひたすら、メンドクサイですが(笑)
そのときに、ドイツのピラストロのレッドドラゴンがいいと結論してから、
一度も浮気してません。
弦楽器は、腕から出音までが、ひとつのシステムを形成していると思うので、
その弦に合った運弓をしている以上、
弦も変えたくないんですよね。
ピラストロは、ヴァイオリンの弦の有名メーカーです。
すごく繊細でいい音がします。
☆
きょう、久々に弦交換しました。
弦換えたあとって、音程がしばらく安定しないとよく言われるけれど、
わたしの場合、そんなことを思ったことはない。すぐ安定します。
ただ、振動はすぐには安定しない。
ザラザラした音がします。
でも、この状態はけっこう好き。
弾いてると、
線密度が安定してくるというか、
ベクトルが揃ってくるというか、
弦換えたあとに、どうやって弦を振動させてゆくかによって、
わたしの弦になってゆく感じがする。
弦のツボも、最初はないけど、
だんだんできてきます。
面白い。