音がかすれる(1)

音がかすれる(1)

二胡上達のヒント

二胡上達のヒント
音がかすれる(1)

二胡を始めたばかりのとき、
音がかすれたり、裏返ったりすることがありますよね。

そのときに、多くの人が、
「左手の指で弦を強く押さえる」
ということをしてしまいます。

しかしこれはひじょうによくありません。

・楽器が鳴ろうとするする、つまり振動を止めている行為だから。
・手のひらの部分が緊張して、指がスムースに動くのを妨げてしまう。

指を弦に押し込まない、極端な言い方をするならば、
触れるくらいのイメージ(あくまでイメージです)で良いです。

そもそも、音がかすれてしまうのは、

・右手の運弓、特に手首の使い方に問題がある。
・左手指の押さえる位置が間違っている。

と考えるといいと思います。

二胡は、左手よりも右手の方が難しい、とよく言われますが、
とりあえず、音がかすれるのは右手の問題、
と思ってしまってもいいと、個人的には思っています。


音がかすれてしまうのは、練習していてとても気分が悪いですが、
しばらくはガマンして、
左手指を強く押すクセや、それに伴って、フォームが崩れないように注意が必要です。